あなたと家族が一緒に居られる時間は残りどのくらい?

あなたと家族が一緒に居られる時間は残りどのくらい?

私は両親と祖父母に育ててもらいました。本当に迷惑もかけてきたと思います。

私は26歳になり、人生は有限ではないと知ったとき。

一緒に居られる時間はあとどのくらいなんだ?

いつ天国に行ってもおかしくない高齢の祖父母に何かしてあげられることは出来たのか?

そう思いました。

今回は祖父母に焦点を絞ってブログを書きます。真剣に考えてみました。

私は両親と祖父母に育ててもらった

私の実家には両親と祖父母が一緒に住んでいます。

どんなに成績が悪くて、運動神経が悪くて、失敗しても、家族は僕のことを見捨てないで、励まして応援してくれました。なにがあっても見捨てることは無かった。

中学、高校の時は反抗期がありました。冷たい態度を取って、「うるせーから話かけんな!」くらいは平気で言っていたと思います。

何も知らない赤ちゃんとして生まれてきた自分が、世間を知り、自分の考えを持ち、一人で生活できるようになっています。よくよく考えてみるとすごいことです。無知の人を一から育てることは本当に大変なことです。

おばあちゃんによく言われてきたことがあります。

「お金は人から借りてはいけないよ」

「若い時に沢山勉強しておきなさい。昔は戦争で勉強できなかったから。勉強しないと大人になって困るから。」

「ちゃんと貯金すること。無駄遣いはだめだよ。」

「一生懸命に仕事をするんだよ。」

「人に嫌われるようなことをしちゃだめだよ。仲良くするんだよ。」

今になれば当たり前のことですが、当時の僕は言われなければ分からなかったことです。

おじいちゃんからは高校のときに毎日送り迎えをしてもらって、そのたびにジュースを買ってもらって。お金も、美味しいものも沢山食べさせてくれて、可愛がってもらいました。子供の頃、トラクターに乗って遊んでもらった。

おばあちゃんとは近所の海辺や神社に、けろけろケロッピーの弁当箱を持ってピクニックに行ったこともありました。本当に楽しかった記憶があります。

皆さんはこのありがたみに気が付いていますか?

そんな私も今は東京で一人暮らしをしています。実家には年に2回帰るくらい。

離れて暮らしてみて改めて感じます。こんな私を育ててくれた人に感謝するべきだと。嫌なことをされても無償の愛を提供してくれた家族に。

人間はあたりまえがずっと続くと勘違いしてしまう生き物です。慣れが大切なものを見えなくしてしまう。

実家に家族と一緒に住んでいる方は、いま一度考えてみて欲しいです。

あなたは愛されて育ってきたということを。

祖父母の人生は残りどのくらい?

人間の寿命はだいたい80年と言われています。

祖父は86歳。祖母は84歳。

人生をマラソンに例えると、私の祖父母はゴールテープがもう少しで見える位置にいます。

もしもゴールしてしまったら、もう二度と思い出話を話すことも出来ません。

声を聴くことも出来ない。目で見ることも出来ません。褒めてもらったり、ご飯を作ってもらったりもできません。

 

この世界からいなくなってしまう前に、何か出来ることはないか。感謝の気持ちを伝えることは出来ないか。

一緒にいてあげること、話をしてあげること、ご飯を一緒に食べてあげるだけでも良いでしょう。感謝の気持ちを伝えるためには、ちょっとしたことで良いのです。

何か壮大なサプライズをするよりも、ちょっとでも一緒にいる時間を増やしてあげるだけで、おじいちゃんおばあちゃんは喜びます。

何も難しくはないはずです。人生は有限。家族と一緒に居られる時間は残りどのくらいか。これを常に意識して生きていきましょう。